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2025/02/12 08:04

ネッビオーロといえば、イタリア・ピエモンテ地方の象徴的なブドウ品種。バローロやバルバレスコといった名ワインに使われ、その高い酸と強いタンニンが長期熟成に向くことで知られています。しかし、この伝統的なブドウが南アフリカでも生産されていることをご存知でしょうか?
1994年にスティーンバーグが初めて植樹し、その後、モーゲンスターがピエモンテから苗木を輸入して本格的な栽培が開始されました。南アフリカの気候や土壌によって、イタリアのネッビオーロとは異なる個性を持つワインが生み出されています。
本記事では、南アフリカのネッビオーロがどのように進化し、どんな味わいを持っているのかを詳しく解説していきます。ネッビオーロ好きなら見逃せない、新たなワインの魅力に迫ります。
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ネッビオーロの基本情報
ネッビオーロは、1200年代から知られているピエモンテ地方原産のブドウ品種。その名前は、収穫期にブドウが白く霧がかったように見えること、またはピエモンテの秋の霧(nebbia)に由来していると言われています。
この品種の特徴は、
• 高い酸と強いタンニン
• 長期熟成に適したポテンシャル
• バラやタールのような独特の香り
• 熟成するとスパイスやドライフルーツの風味が現れる
といった点にあります。これらの要素が複雑に絡み合い、ワイン通を魅了してやまないのです。
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南アフリカでのネッビオーロ栽培の歴史
ネッビオーロの南アフリカでの歴史はまだ浅く、1994年にスティーンバーグがコンスタンシア地区で初めて植樹しました。
その後、1999年にモーゲンスターがピエモンテから選定した苗木を輸入し、ステレンボッシュのヘルダベーグ地区にある標高135mの自社畑に1.6haを植樹しました。この畑は、NB5とNB6というクローンを使用し、V36 a&b区画で管理されています。
このように、南アフリカでのネッビオーロ栽培は非常に限定的であり、まだ新たな挑戦が続いています。しかし、すでにその品質の高さに注目が集まっており、将来的な発展が期待されているのです。
2024現在の生産者(出典:John Platter 2024)
<アルファベット順>
1. Anura Vineyards:Signature Series
2. Arcangeli Vineyards:Romulus Nebbiolo
3. Du Toitskloof Winery:Legacy range
4. Elemental Bob:A Grape In The Fog
5. Hofstraat Kelder:Renosterbos range
6. Idiom Wines:900 Series
7. Iona Vineyards:Elgin Highlands range
8. Morgenster Estate:Nabucco Nebbiolo
9. Nomoya Wines:Nomoya Wines range
10. Skipskop Wines:Skipskop Wines range
11. Steenberg Vineyards:Flagship range
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南アフリカ産ネッビオーロの味わいと特徴
南アフリカのネッビオーロは、イタリアのものと比べると、
• よりフルーティーで豊かな果実味
• タンニンがまろやかで、比較的早く楽しめる
• 土壌や気候の影響でスパイシーさが際立つ
といった特徴を持っています。
おすすめのペアリングとしては、
• 熟成チーズ
• グリルした肉料理
• きのこを使ったリゾット
などが相性抜群です。
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まとめと購入のすすめ
南アフリカのネッビオーロはまだ生産量が少なく、非常に希少です。イタリアのものとは異なる個性を持ち、飲み比べる楽しみもあります。
特に、モーゲンスターのネッビオーロは高品質で、南アフリカワインの新たな可能性を感じさせる逸品です。ぜひ、この未知なるワインを試し、その魅力を体感してみてください!
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